なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/06/18 帽子・ラジオ・形

今日何があった?

帽子:外に出ると、小学生が下校していた。ふと、なぜ小学生だと思ったのかを考えた。そう思い悩むこともなく単純で、帽子が「小学生の時」を思い出させたからだ。ツバが360度についているタイプの帽子。サファリハットだったりバケットハットと呼ぶらしい。知らなかった。僕が小さい頃は黄色しかなかったが、今は臙脂色だったり濃紺だったりするようだ。かっこいい。そして僕が最近気に入っている帽子は濃紺のサファリハットだ。僕も同じの被ってるんだなと思うと、なぜか可笑しくなった。黄色い帽子をかぶっていた頃、近所の犬が怖くてその家の前を通れなかったな、と臆病だった小学生の時のことを思い出していた。

ラジオ:JBLの小さい四角い防水Bluetoothスピーカーがお気に入りだ。低音もそれなりに出る一方で、隣の人に迷惑をかけるレベルまでは出ない。音質は良い。それなのに、不思議とノスタルジックな感じがするところが好きだ。昔のラジオみたいな見た目があるところもその感覚を増幅させている気がする。このスピーカーと波長が合う。湯船にお湯をためながら、Radicoのタイムフリーで何を聴くか選ぶ。その後温泉の素を選んで、時間が余ったらストレッチをしてお風呂に入る。この習慣のすごいところは、お酒を飲む習慣に取って変わったところだ。不満があるとすればお風呂が狭いことだ。良い家に住むとしたらどんな家か、と考えるのは宝くじで100万円当たったら何をするかと同じくらいよく考える。バスルームがとことん良い空間であって欲しい。あれだ、お風呂の時間を楽しめる生活がそもそも、良い生活であるという感じがする。シャワーで済ます日が少しだけ寂しくなった。

形:「少しずつ作っていくことで、徐々に徐々にどうしたら良いか、形になってきてわかるようになる」と言葉にすれば簡単なことだが、実際にはとても難しい。と思いつつも、スポーツだとそうは思わない。バスケが下手でも、毎日ドリブルをやっているうちにどうしたら良いかわかってきて、自分ではわからないが客観的には上手くなっている。言われて気づくので、自分ではなかなかわからずモチベーションの維持や「良い時の感覚」を掴むのが難しい。よくよく考えると、スポーツの場合は大抵大きな筋肉を使う。いわゆるマッスルメモリーの方が賢いから、自分ではわからなくとも体が勝手に反応してくれる気がする。そのためある程度までは意識せず上手くなる。しかし当然小さな筋肉も使う。こういうところは意識できなかったり器用に扱うには難しい。そこまで洗練するには意識的に大きな筋肉を扱えて、何が良いかを判別して、そうなるにはいつも変わらない骨格の使い方を考えて、・・・と途方もないほど練習する必要がある。少しずつやっていくことで徐々にどうしたら良いかわかってくるというリズムはこういうものだと理解している。では科学や芸術的なものに対してはどうなのだろうか。きっと似ているんだろうけどどういうものかイメージがつかない。実はついているのかもしれない。遅筆でもやるにはやっているあのモヤっとした感じは、ドリブルやシュートの感覚にも近い気がする。なかなかゴールは決まらない。

今日の書き物

どうして一介のスーパーにこれだけのドリアンがあるんだ、と思いながらスーパーに行くたびにドリアンを観察している。 f:id:nochinaoto:20200618161746j:plain