なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/06/16 整骨院・メロン・ヌードル

今日何があった?

整骨院:明日が憂鬱で仕方ない。整骨院の予約を入れたは良いが、一回あたりに結構なお金がかかり、かつ苦しい。痛い苦しさと同じくらい、辱めを受ける感覚がある。変な体勢にされ、ろくな説明もなく金属の何かをひたすら当てられる。眼鏡を外すので何が当たっているか見えず、それゆえ怖さがある。よくなっている感じがあるようでない。整骨院が憂鬱だ。せめて施術する人が好きな女優に似た人だったらと、ここまで強く思うこともない。前回そう言った時、みなさんそうおっしゃいますと言っていた。みんなそう言うのか。朝の布団の中でそんなことを思いながら、だらだらとスマホを触っていた。

メロン:仕事に一つきりがついたので、行きたかったカフェにお昼を食べに出掛けた。紫陽花が思い思いの色をつけている。道路脇を歩いていると、前から小学生の二人組が歩いてきて、その後ろから車が迫ってきていた。路地にも関わらず、車は加速を続ける。その音が気づかせたのか、2人の片方がもう片方を引き寄せるように道路脇に寄せた。程なく車は2人の脇を通り過ぎる。特段意識することなく危険を脱した片方の子供は何事もなかったように歩き続ける。車は僕の脇を通り過ぎた。小さい頃、国道脇を歩いて通学していた時のことを思い出した。トラックのホイールがとても大きく、しかし回転している様子は荒々しさがなく、むしろ綺麗な円がいくつもあって、まるで触っても大丈夫なように見えた。そのタイヤが真横にあって、運転席は見えない。ただ道を駆けるその激しい音だけが聞こえていた、小学生の頃。カフェに着くと前回挨拶をしてくださった店長が声をかけてくれた。席に座り、ハンバーグプレートを注文。来るまでのあいだ天井から下がるポトスやカズラを見ながら、これらをメンテナンスするのにどれぐらい時間がかかるか考えていた。プレートが到着して、早速サラダを食べてみる。どこかで感じたことのある風味がする。人参の千切りが乗ったレタスにドレッシングがかかっていた。甘くもなく、酸っぱくもない。爽やかな香りが鼻を抜ける時、どこか青臭さがある。胡瓜のようで、でも果物のような味わいがする。ハンバーグの味よりも、このドレッシングは一体どうやって作るんだろうという疑問の方が印象に残ったランチだった。食べ終わった後に紅茶を飲み、お店を出た頃には、表に小学生は1人も居なかった。

ヌードル:日清のカップヌードルの麺は美味しい。カップ麺を食べたいと思った時に食べたい麺の味がする。お気に入りは味噌味だ。醤油は好きだけど、1人で食べるときは味噌だ。なぜか味噌はよく売れ残っているので、買えないことがなく嬉しい。そういえば小学生の頃はまだ半ドンの日があり、土曜のお昼を家で食べることがあった。その時母はよく、即席麺を拵えてくれた。屋台十八番の醤油味ではなかったかと思う。紫色のパッケージが印象に残っている。緑の器に入れてくれた。僕は味には飽きていたので、胡椒をたくさん入れて食べていた。飽きていたけど、特に不満はなかった。あの時食べた胡椒たっぷりの醤油の味は日清の醤油の味に似ている。少し塩辛い感じ。麺は違う。カップヌードルの麺はありふれていながら無二の存在感がある。さて、整理されないまま、カップ麺を啜った後の脳裏を書き下してみたが、すごい記憶のつなぎ方だなと思った。

今日の書き物

ラーメンに対する好みやこだわりは毎年磨かれていると思う。

両親もそうなのだから、僕も今後40年ぐらいさらに磨き続けるのかもしれない。

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