なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/06/23 アジア飯・緩衝材・よそ行きの服

今日何があった?

アジア飯:住み慣れてくると、その土地で食べられないものは特にないという気分にさせられる。都内に住むと、それだけ多様な店があって、けれどもすぐには掬いきれず、やがてコップが満杯になったように探索欲求が満杯になる。そんな感覚がある。今住んでいる街で僕がそれでも食べられないなと思うもの、それがアジア飯である。勝手に命名したもので、代表的な料理がタイ米に茹でた鶏肉や野菜が乗っていて、甘辛のソースがかかっているワンプレート料理である。全て主観的な判断に基づくものだ。出勤日の今日、運よくそれを食べることができた。今日はアジア飯記念日だ。簡単には食べられないなと思う理由の1つは、タレをどうやって作るのか想像できないことだと思う。想像できないおかげで外食は楽しい。

緩衝材:COVID-19の影響でしばらく職場に行けなかった時期があったため、年間定期購読書が山積みになっていた。その本が入っている段ボールを開封すると、必ず繭状の小さな発泡スチロールがたくさん入った緩衝材が入っていた。開けた途端に不要になる緩衝材。いつかいるかもと思ってもそのいつかがほぼ来ない緩衝材。いなかったら本は暴れただろう。大きい組織にいると、そういう仕事をすることもあるなと急に考えさせられ、すごくつまらないことを考えたなと思い、手元にあった水を飲んで流し込んだ。

よそ行きの服:平日は毎日仕事をしているが、出勤する日は減って週1日あるかないかだ。非常に快適で都合も良い。そんなある意味貴重な出勤日は、唯一外に出るようの服を着る日でもある。それ以外の日はローカルエリアを過ごす用の服、すなわちジャージだ。それぞれ手持ちの服の量がちょうど良いためか、着るサイクルが一定になりつつある。もはや毎日制服のように思考なく服を着ている。スティーブ・ジョブズなら感心することだろう。週一の特別な日でもそう気合を入れて服を着ることはない。仕事だから。職場だから。以前の世の中なら金曜日は浮き足立った服装が街に増えて、服で金曜日か今日はと気づかされたものだ。きっとみんな今日は「よそ」に行くのだろう。それはどこなんだろう。甲冑のように自分自身を守るための衣服を身に纏い出かけていく。そう言う服があまりないような気がする僕は、そんなに「よそ」に出て戦ってはいないのかもしれない。

今日の書き物

自己組織化をSelf Organizationと英訳するが、Self Organizationを訳すときは器官化と訳す方が理にかなっているようだ。表記や読みとしてはその様の如く扱っているものも表意に過ぎず、含意を伝えるためのツールになっていることがしばしばあり、それが原因で誤解することがある。