2020/06/02 中吊り・白丸・ルーズリーフ
今日何があった?
中吊り:2ヶ月ぶりの出社日、天気は曇りだった。時差出勤をするために早く起きて、朝の街を歩く。この状況によって閉店を余儀なくされた居酒屋を2、3軒見かけた。見るたびに曇り空がさっきよりも翳っているように見えた。駅に近づと、それに従い機能的に動く人が増えてきた。いつもそれが長縄跳びに入る時の緊張感みたいなだと思っていて、その動静は今日も変わりなかった。けれども、いつもよりそれがぼんやりとして見えた。きっとソーシャルディスタンスへの意識の表れなのだろう。電車が来た。発車のベルとドアの閉まる音。目線を上げた先は中吊り広告があった。同じ方向へと向かう人が乗り降りするのを感じながらしばらく眺めていた。政治、医療、芸能。色んな社会があって、目が向けられ、その中で誰かが吊し上げられている。どんなに最善を尽くしても、言葉の限りを尽くし僅かの悪手も許さず糾弾される。でもこれは今に限ったことではないなと改めて思う。電車に乗るまでの雰囲気。見てきた社会。誰かが縄を踏んだら、かかってしまったら、「次はお前だ」という目を嬉々として向け、その縄で吊し上げる。時に安心を覚える。いつ足にかかるか不安だったから。吊し上げられるのがこわくてたまらない。そんな経験が、ソーシャルディスタンスに表れているのかもしれない。
白丸:いつもメニューに目を通すけれど、一風堂で白丸バリカタ以外をほとんど頼んだことがない。英作文の問題っぽい文章は好きだ。
ルーズリーフ:久しぶりに出社したことよりも、久しぶりにたくさんの人と会ったことに疲れた。思ってもみなかった。気分転換にと前々から必要だったバインダーとルーズリーフを買ってから帰ることにした。何かしらのネーミングとしてありそうな語感のするつがいの文房具を探しにヨーカドーへ。高校の頃よく使っていたけど、こんなに種類があったっけ?と思うくらい色んな種類があった。悩んだ末B5サイズに。小さめにすると要約しようと考える、大きめだと思ったことをそのまま書き下せる。その2択で迷って前者にした。気分転換にはなったけれど、やっぱり久しぶりの会社は疲れた。よく毎日行っていたよなと思いながら家に帰った。
今日の書き物
設計された場所、管理された場所で木々は2mから3mぐらいは間をあけて生えている。
1つの木は自然だと思って見ているのだが、その間隔によって一つのまとまりとしての木々は人工的なものを見る目で見ているところがある。