なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/06/11 紅茶・換気・捜査

今日は何があった?

紅茶:気分的に調子が良い日は、朝に温かい紅茶を飲んでいる。そう気づいてから、これがなんでだろうと思っていた。紅茶は美味しい。香りがいいので、気分が安らぐという意味で間違いなくいい効果がありそうだと感じる。砂糖を入れれば脳に栄養が行き渡り、調子が良くなるような気もする。昨日まではこれぐらいに思っていた。でも今日意識するに変わったことが1つあった。紅茶に意識がいくということだ。紅茶を飲んでいる僕がいる。飲むと飲まないを繰り返すうちに不思議と息が整い、僕が紅茶を飲んでいるのだけれど、紅茶を飲んでいる僕がいるという感覚に変わる。これが朝だから呆けているだけだと思うこともなくはない。ただ、この「それが飲んでいるのです」という感覚は心地がいい。そういえば、弓道をしている時もこういう気持ちになる。

換気:色々なことがあり、出社することになった。普段通りだった通りに身支度をし、家を出る。エレベーターの鏡を見て、後ろ髪に寝癖がついているのに気付き、恥ずかしく思った時にはもう1階に着いていた。髪を少しだけ手でとかしながらマンションを出た。顔につく湿気の感触が初夏の終わりを感じさせた。昼ごろは騒音で満ちているものだなと思いながら駅へ向かう。騒音の出処は車や工事現場で、それらが特別混み合っている様子はないが、いつもよりもそれが大きく聞こえるのは、風が吹いていて強弱をつけられているからだろうと考えながら歩いた。信号待ちをする。強い風に思わず顔を背けた。誰かが歩き出すのを見て再び信号に目をやるとまだ赤だった。危険なことだというのに、そこに日々の穏やかさを覚える。駅に着き、来た電車に乗る。何時発の電車に乗る、という予定を持つのをやめて4年は経った。昨今は感染症対策のために、電車の窓が少しだけ空いている。地下鉄の窓が空いていると、電車の走る力強い音がダイレクトで耳に届く。加速音、カーブで車体が軋む音、ブレーキの音。窓の外すぐそこが地下鉄の長いトンネルの壁になっているから、何かの拍子で壁の部品のようなものが飛んできて入ってこないのだろうか、と考える。間も無く築地市場、大きなブレーキ音。強い緊張感が走った。ドアの開閉音が、当たり前なのだが、しかし必要以上に無事を告げているように感じたのだった。

捜査:刑事は状況証拠などを頼りに犯人と犯行動機を割り出す。白か黒かだけでなく、正確に何が起こったのかを明らかにする。その様を見て、扱う対象の違いがありしたがってその職能上の重要性や社会的な裁量に違いはあるのだが、職場でやっていることは僕もそれなのだと感じた。責任を持って仕事をやっていると思いたいのだろうと、どこか冷めた視点でそう考えた自分を整理した。

今日の書き物

スーパーが好きだ。海外に行っても、スーパーに行きたくなる。

レイアウトからあれこれ推測したり、パッケージを見るのも好きだ。

これはアメリカでとった写真だ。ビールコーナーの品出しには他とは一線を画す気合が感じられる。 f:id:nochinaoto:20200612015239j:plain