なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

歯軋り・右膝・背景

2020/08/19

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歯軋り(Bruxism)

一晩経っても頭痛が改善されないと、何もかもが嫌になる。頭痛が持病でなくて本当に良かったと思うばかりだ。 歯軋りをしていたのか、顎や歯茎のあたりに疲労感を感じながら身体を起こした。

この頭痛はもう、自分では解消できないタイプのものだと理解するのに、それほど時間は掛からなかった。

お盆明けの言い訳も今日までは通用するだろうか。

歯痒い思いを抱えながら、仕事に取りかかり始めた。少しだけ整骨院で見てもらった方が良い気がして、その気だけは何よりも優先していて、体は正直だった。

右膝(Right knee

整骨院で普段なら足を見てもらうところを、事情を話し、肩周りを施術してもらうこととなった。 上半身なら慣れているとたかを括っていたが、甘かった。筋膜リリースの棒が無情にも当てられる。怪我をするときの様な痛みが身体を駆け巡った。

僕が好きそうだからついでに筋膜リリースをした、と言った。大変ありがたいことで、言葉もなかった。

距離感が掴めてきたとはこういうことだろう。話す言葉に無理や、無駄がない。適度で、適量だった。

うつ伏せで肩を掴まれながら、今日までの治療に感謝していた。

背景(Background)

豪気を纏ってこの街に来たわけではない。どちらかといえば逃げる様にこの街に来て、そして様々なやりがいを見つけた。 様々な人に肩を押され、そして今日まで来た。肩を押すことは特になかった様な気がして、それで良いのだろうかという思いはあったけれど、今更どうこういうつもりもなかった。

わずかに残る肩のこりと頭痛が何事の後味も悪くした。

すでにほとんどのものが片付きつつある部屋には、捨てきれずにいるものがいくつか転がっていた。 机、椅子、段ボール。

やろうと思えばすぐに片付くものばかりで、それ以外がないことが救いだと改めて思った。そんな思いに至ると、3年前は予期することもできなかったのだ。

3年なんてあっという間で、それは中学を卒業するぐらいの大きな時間ではあるけれど、野球選手ならすぐ過ぎ去るもので、会社人生で捉えるなら1歩目を踏み出すぐらいのものに過ぎない。 去年は何をしていて、今とどう違うか。

来年は何をしていて、今とどう違うか。