なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/07/09 二度寝・制圧・ブックマーク

今日何があった?

二度寝(Go back to sleep)

エアコンを付けたまま、さらっとした肌触りのお布団を楽しみながら寝るのが好きだった。 今はエアコンを切って、いつしか生暖かい空気に包まれて寝るという不思議な寝方がマイブームになっている。 短所は朝起きた時に、肌にじとっとした空気がまとわりついていることだ。

ところが今日、その空気感が布団に僕を縛りつけて離さなかった。

夢の中で何処かの高校の美術室にいた。外は晴れているけど、雨も降りそうな天気、美術室では皆が思い思いの絵を描いていた。 まっさらなキャンバスを手にとって、描いてみてと言われるけれど何か曲線をそこに引いただけで、直後急かされるように部屋を出た。

気がつくとコンビニにいて、奥のスタッフルームに駆け込んでいた。銃のようなものを仲間に渡され、何かに応戦する。 機が熟し突撃を図ると、そこは海だった。すぐに近くの人工島まで泳ぎ、上陸した。 ふんわりした質感の島で、灰色に光が当たって白く見えているようなそういう景色だった。

直後、島全体が金色に輝き出して、同じ色の法衣のようなものを纏った子供がたくさん現れた。 足元を見ると、それとは全く異なる何かがいた。銃で戦っていた時の相手も、同じような何かだった。 仲間が銀の斧を僕に投げ渡す。僕は斧を振りかぶった。

そこで起きた。

仲間だと思っていたやつは一体誰だったんだろう。 歯磨きをしながらそんなことを考えていた。目の前には無精した顔が映っている。

制圧(Under control)

夢のせいで、日中もゲームのようなシーンを頻繁に思い浮かべた。 何かに追われているような、追っているような。白昼夢を見ていたのだと、今になってみるとそう思う。

寝坊したこともあり、午前いっぱいはうつつを抜かしていた。 戦いの中にいるような緊張と解決したような安堵が梅雨の空気に溶けて混ざり合う。

徐に大将の飯を食おうと思って外に出た。小雨が降っていたけれど、気に留められなかった。

店はいつもより空いていた。大将は仕込みをするでもなく、顔を上げていた。さも待っていたような様子だった。

運ばれてきた唐揚げ定食をまじまじと眺めて、美味しそうだと思った。 生の体験だ、と不自然なまでに自分を客観視した。

お味噌汁を一口飲んだら落ち着いた。戦いをようやく落ち着かせることができた。 何か勘が働いたようにお店にいき、気持ちを取り戻した。少し強引なやり方があって、制圧した、という言葉がその時浮かんだ。

ブックマーク(Bookmark)

いいなと思ってブックマークしたリンクを開く時がいつなのかよくわからなくなる。 それでもその時が来るかもと思ってブラウザの星マークを押す。

この感覚はいわゆるガラケーを使っていた時に根づいた。画面メモという呼び方があったような気がする。 その通り、メモをするという感覚なのだ。

確かに言われてみれば、手書きのメモも大して読み返すことはない。 そういう意味ではブックマークが特別というわけでもない。

読み返すのは本当に読みかけだと思っている時だけだ。 だからそういう意味ではブックマークという呼び名の方がしっくりくる。 栞。

ふと、旅のしおりという言葉を想った。まるで人生は一冊の本、というような響き。