なおぼうけん

日々を探検したり、掘り下げていきます。

2020/06/06 13時46分・静謐・小笠原諸島

今日何があった?

13時46分:毎年この時期は低迷期だと思ってしまっているのも良くないと思うが、今年も例に漏れず低迷期だ。なんとなくボーッとする。やりたいことややったほうがいいことも蔑ろにする。そんな時期。昔この時期良くないことがあったから、それを引きずっているのかなと思ったりもする。というか、ちょうど今日だ。今年は2と0と6しかない。以前5月ではなく6月に気持ちが低迷しやすいと何かの本で読んだ気がするけれど、詳しいことはよく覚えていない。毎年夏が楽しみで、実際に楽しいから、この時期はいったん微分してマイナスになる曲線を描くのかもしれない。起きては寝てを繰り返し、13時46分起床。起きがけにココイチ。頼んだ記憶のないチーズトッピングがされたクリームコロッケやさいカレー。元気がない時はカレーを食べる。

静謐:静けさがまるでひたひたになるまで溜まっているような状態をさす。静謐を湛える、保つだとか見ると言った表現で用いられる言葉だ。満ちている状態が伝わってきて、ある一つのイメージにはならないのに、なんとなくどういうことを言っているかわかるような具合があってこの表現が好きだ。そういう感覚があると日本語はネイティブなんだなと自覚するし、翻って多言語でその感覚に至る困難さを思う。また静かな状態であるのに、どことない緊張感を僕は感じる。対義語は喧騒とかだろう。喧騒の街が寝っている時を想像する。きっと、ある意味極端な状態だから、対比的な状態に捉えている側面があるのだろう。色の対比や同化をうまく用いてデザインする課題をやっているからか、こういう感想も憶えた。

小笠原諸島:先日、「小笠原諸島の新鮮な息吹」が感じられる入浴剤を買った。普段は効能とかをじっくりみて、体に良さそうなものを買うところ、その時は気分で選ぼうと思った。島の様子がパッケージに描かれていて、昨年八丈島に行ったことを思い出したのだ。あの場所で感じた海風、森の中で浴びたしっとりした、落ち着いた香り。島はいいなとつくづく思った。そのことを思い出して買ったのだ。何度か使ってみて、こんないい香りがするのかと冗談半分に思うにつれ、小笠原諸島のことが気になってきた。3年前、博物館で島の動植物に関する展示をみて、その今もなお残る手付かずの自然に興味を持った記憶がある。改めて調べてみると、船でしか行けない、週に1回しか出ていない、入島前に靴を塩水で洗うなどこれまでと比べて冒険感がましましだ。八丈島なら週末で行けるけど小笠原は無理だ。やりがいがある旅行になりそうだ。

今日の書き物

自分の好きなものやなんとなく手にしたものに説明を加えようとすると、否応なしに過去こんなことがあったという話が付随する。

もっと気楽に良いと思ったとか美味しそうだと思ったとかないのかなと考える。 ところがそれも、なぜそう思ったのかを考えると。

何か物語性を見出したい、そう思うことをやめられないのだろう。あるいは物語に参加したいとか。

表現が陳腐だったり、言葉にするという選択肢をとることでダサいものになることもしばしばある。

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夏が楽しみ